昨日の仕分けを傍聴して

昨日は規制の緩和についての仕分けでした。
感想を言えば、結論はすでに決まっていて
シナリオどうりに、会議は進んだといった具合です。

インターネット販売の規制緩和なのに
緩和賛成派の参考人は再〇館製薬の伝統薬の郵便による販売を
認めろというのにすり替わっていました。
その参考人は、手も挙げてなにのに
発言を求められ、規制緩和反対派の参考人は
手を挙げても無視され、発言も真面目に
取り上げてはくれませんでした。

蓮舫大臣やほかの有識者（？）とされる人たちは
インターネット販売よりも対面販売のほうが
副作用が少ないのか、その根拠を示せと
言われましたが、副作用というものが
どういうものであるかお分かりではないのでしょう。

私が規制緩和に反対しているのは
対面で薬の適正使用を促して消費者が
正しく薬を使うようになってもらいたい。
患者会でも総合感冒薬と解熱鎮痛剤を一緒に飲んで
ＳＪＳを発症し、適正使用でないと救済されなかった
事例があります。
消費者が買いに行ったとき、療法一緒に
飲んではいけないということをいうことができます。
ネットでは、クリックするだけで両方買えてしまうだろうし
一緒に飲んではいけないなんて思ってもいないだろうと
思うからです。何かおきてもネット側は、添付文書など
情報は伝えてあるからと責任は取らないで、消費者の
自己責任として、泣くのは消費者であるのです。
昨日の議論の中でも、亀井議員が
何かおきたら、ネット側や国が責任をとる
くらいが必要ではないか？と発言したのに
誰もその点については、語る人は誰もいませんでした。。

2～3日飲んで効かなかったら、またきてください。
発疹や高熱がでるような、変わったことがあったら
きてください。などのやりとりは副作用を
早く発見できることにつながるし、
それは、本人が買いにきたのではなくても
重要なことなのです。

副作用は決して防ぐことはできません。
それに対して、何が必要なのか
本当に国民の命を守るために
経済性を優先してはいけないと思います。

ＳＪＳは薬のアレルギーですが
普通のアレルギー体質とは違います。
どうせ、昨日あの場にいた人たちは
他人事と思っているのでしょう。

私たちのような小さな声が
政治家やその他の別のところで
かき消されてしまうのは、非常に残念です。」