北海道で提訴されたB型肝炎訴訟で
裁判所が和解勧告をし、国も前向きに
検討すると、ほぼ和解案を受け入れると表明した。
原告団は小さいとき受けた予防接種の
注射器の使いまわしが感染原因としている。
では、いつごろまで使いまわしをしていたのかというと
「1958年(昭和33年)に予防接種には針を一人ずつ交換するよう予防接種実施規則を改正」
となっているので、昭和33年以降に使いまわししていたなら
対象となる。わたしは北陸の小さい町で育ったが、小学生のころ
予防接種は、ほとんど同じ注射器だったように記憶している。
それをどうやって証明するかは、ほとんど不可能だと思う。
和解案によると、救済金は約3兆円が必要となり
その財源はすべて税金となる。
難病に認定されていなくて苦しんでいる人も
救済されていない中、キャリアまで補償するというのは
納得できない。
国は病気で苦しんでいる人からも集めた税金を
使うのなら、きちんとした説明が必要だと思う。
ただ、政党にイメージを良くする材料にだけは
なってほしくない
B型肝炎については下記参照
http://www.ncgm.go.jp/center/forpatient_hbv.html